相手の利用時間より、欲しい時間を伝える

「いつも見すぎ」ではなく、「料理が来てから少し話したい」など希望する場面を具体的にします。仕事や家族の連絡を待っているなど、相手に必要な用途がある場合もあります。理由を決めつけず、その日の事情と自分の希望を一緒に確認します。

例えば「最初の料理を食べる間、今日の話をしたい」と伝えられます。相手が仕事の返事を待っているなら、必要な確認は残して時間を選び直せます。相手の画面に何が出ているかを確認するより、二人がその食事でどう過ごしたいかを言葉にする所から始めます。

食事の全部ではなく、一部分から試す

料理を選ぶ時、最初の一皿を食べる時、食後の会話など、二人とも試せそうな部分を決めます。端末を置く場所や必要な連絡の扱いも相談します。誰か一人が相手の画面を管理する形にせず、各自が自分で切り替えられる約束にします。

「料理が来てから最初の一皿まで、端末を置いてみる?」という一回の提案にできます。必要な連絡が来た時は短く対応して戻れる形も相談します。互いの利用を採点する役割はつくらず、自分でしまえる場所へ各自が置くなど、本人が管理できる約束にします。

  1. 一緒に過ごしたい食事の場面を一つ伝える。
  2. 必要な連絡を受ける場合の扱いを相談する。
  3. 次の食事一回だけ試し、終わった後に感想を確かめる。

写真や調べ物には短い用事を付ける

料理を撮りたい、話題になった店を調べたいなど、端末を使うことも食事の一部になる場合があります。その用事を共有し、終わったら会話へ戻る形を考えます。写真を撮った後の投稿づくりは後へ回すなど、二人が待たずに済む範囲を選べます。

店の場所を調べるなら「次の店の住所だけ確認するね」と目的を共有できます。写真を撮ったら一度しまい、投稿は食後に行う方法もあります。使うことを一律に禁止するより、二人の用事が済んだ所で会話へ戻れるかを具体的な動作で確かめてみてください。

守れたかの採点より、話せたかを確認する

約束通り端末を置けたかだけでなく、話したかったことを話せたか、必要な連絡に困らなかったかを見ます。沈黙がある時間も、無理に会話で埋めなくて構いません。二人にとって負担が大きければ時間を短くし、場面を変えてもう一度試せます。

食後には「話したかったことを話せたか」「連絡の用事に困らなかったか」を短く確かめます。会話をずっと続ける必要もありません。約束が長すぎたなら次は一部分に縮め、相手の予定に合わない日には別の食事の機会へ変えられる余地を残します。