受け取る側はborrow、渡す側はlend

borrow は返すつもりで借りること、lend は返してもらうつもりで貸すことを表します。まず主語の人が物を受け取るのか、渡すのかを決めます。

I borrowed a charger from Mina.(ミナから充電器を借りました)では、私が受け取る側です。Mina lent me a charger. なら、ミナが貸す側として主語になります。

fromとtoを方向の手がかりにする

borrow something from someone と lend something to someone をまとまりで記録します。物の矢印と一緒に書くと、前置詞を単独で暗記する課題にせず、場面から選べます。

I lent my umbrella to Ken.(ケンに傘を貸しました)に対して、Ken borrowed my umbrella. と視点を変えます。同じ傘でも主語によって選ぶ語が変わることを確認します。

お願いは自分がする動作で選ぶ

自分が借りたいなら Can I borrow your charger?、相手に貸してほしいなら Could you lend me your charger? と言えます。どちらも同じお願いですが、主語と動詞の対応が違います。

「借りてもいいですか」と「貸してもらえますか」を、日本語の語順ごと混ぜないようにします。最初は二つの型を別のカードにして練習しても構いません。

過去形も同じ場面で確認する

borrow の過去形は borrowed、lend は lent です。活用だけ別表で見るより、昨日のやり取りを一文で書いて確認します。

借りた物を買ったことにしないために、返す前提も場面に残します。お店から有料で借りる場合など別の語が自然な文脈もあるため、何でも borrow に置き換えないようにします。

例文を使って、自分で選ぶ練習

「ユイが私に辞書を貸した」を Yui lent me a dictionary. と書き、次に私を主語にして I borrowed a dictionary from Yui. と言います。辞書の矢印は同じ向きで、文の視点だけが変わります。

追加課題は「あなたのペンを借りてもいいですか」を二通りで言うこと。Can I borrow your pen?/Could you lend me your pen? が例です。正答したら、誰が渡す側かを日本語で説明しましょう。

  1. 物が渡る方向を描き、受け取る人と渡す人を確認する。
  2. 同じ出来事をborrowとlendで、主語を変えて二文にする。
  3. お願いをCan I borrow...とCould you lend me...の二通りで作る。

返す時の表現までつなぐ

借りる場面を理解したら、I’ll return it tomorrow.(明日返します)という一文を続けてみます。物を一時的に受け取って後で返す流れが、borrow と lend の基本の場面です。翌日の復習では、物の名前を隠しても誰が受け取ったかを説明します。borrow を「もらう」とだけ覚えず、返す前提があるやり取りとして使えるか確認しましょう。