hearは音が届いたことを表す
I heard a bell.(ベルの音が聞こえました)のように、意識して聞こうとしなくても音が耳に入った場面で使えます。聞こえたかを尋ねるなら Can you hear me? と言えます。
聞く努力をしたかと、実際に音が届いたかは別です。オンライン通話で相手の音声が届くか確認する場面を考えると、hear の役割を理解しやすくなります。
listenは注意を向ける動作
I listened to the announcement.(アナウンスに耳を傾けました)では、意識して聞く行動を表しています。何を聞くか続けるときは listen to のまとまりにします。
対象を言わずに Listen! と呼びかけることもできます。to がいつでも必要という丸暗記ではなく、後ろに対象がある今回の型を確認しましょう。
同じ音でも焦点が変わる
I heard the music. は音楽が聞こえたこと、I listened to the music. は音楽へ注意を向けて聞いたことを表せます。音楽という対象だけで動詞を決めるのではなく、何を伝えたいかを考えます。
単語カードに「音楽=listen」と固定すると、聞こえた音の話で選びにくくなります。対象ではなく、聞く人の行動と出来事を分ける練習にしましょう。
学習の記録にも動作を分ける
英語音声を流していた時間と、言葉を理解しようと注意を向けた時間は、学習記録でも分けておくと振り返りやすくなります。長時間流したことだけで、内容を把握できたとは判断しません。
短い音声を聞き、聞こえた語を一つ書き出すなど、確認できる課題を添えます。ただし今回の語の練習では、まず二つの動詞と listen to の形を確かめれば十分です。
例文を使って、自分で選ぶ練習
「外で車の音が聞こえた」は I heard a car outside.、「説明を注意して聞いた」は I listened carefully to the explanation. と言います。後者では carefully の位置が変わっても、対象の前の to が必要な型です。
次回は「声が聞こえますか」「この曲を聞いてください」の二つを作ります。Can you hear my voice?/Please listen to this song. が例です。音が届くかと、注意を向けてほしいかを説明してみましょう。
- 自然に届いた音と、注意して聞いた音の場面を分ける。
- 対象を言うlistenの文でtoを落としていないか確認する。
- 聞こうとしているのに音が届かない状況を、二つの語で説明する。
聞こうとしたが聞こえない場面
I’m listening, but I can’t hear you.(聞こうとしていますが、あなたの声が聞こえません)という場面も考えられます。注意を向ける動作と、音が届くことは同時に成立するとは限りません。通信状態の悪い通話を想像して、この二つを使ってみます。日本語の「聞く」を一語に固定せず、相手に何の状態を伝える必要があるかで選ぶ練習になります。
