まず文字を見ずに聞く

一度目は短い音声を聞き、理解できた内容と聞こえた語を簡単に書きます。全語の書き取りを必須にせず、何が分かったかを残します。

最初から字幕を読んで聞くと、音だけで認識できた語がどれか分かりにくくなります。確認のための一回だけ文字を隠し、その後はスクリプトを使って構いません。

スクリプトで原因を三つに分ける

文字を見ても知らなかった語は語彙の課題、知っているが音で分からなかった語は音との対応の課題、語は分かるが全体を追えなかった場合は文の処理の課題として分けます。

この分類は学習を選ぶための目安です。一つの聞き取りに複数の原因が混ざることもあるので、毎回きれいに一つへ分類することを目的にしないでください。

一語から短いまとまりへ戻す

available だけを辞書音声で確かめた後、available tomorrow、Are you available tomorrow? のように短い表現へ広げます。単語単独の音と文中の聞こえ方をつなぎます。

速度を落とせる教材なら一時的に利用しても構いませんが、最後は元の速度でも確認します。ゆっくりなら分かったことと、通常の音声で分かったことを記録上は分けます。

同じ音声の丸暗記を判別する

何度も聞いた一文だけが分かるようになったら、主語や日時の違う短文でも理解できるか試します。Are you available on Tuesday? の Tuesday を聞き分けられるかなど、内容の変化を確かめます。

ただし教材を次々と変える必要はありません。一つの語に対して別の短い場面を足し、どこまで音から意味へつながるかを見ます。

聞けなかった一語を次回の入口にする

音声一本を全部やり直すより、つまずいた語とその前後を記録します。「available の途中から分かった」のようなメモでも、次回何を聞くか決まります。

学習の終わりには、音声の内容を日本語で一文説明します。発音をまねることと内容の理解を両方確認し、どちらか片方だけで終わらせないようにします。

今日の練習メニュー

スクリプト付きの短い音声を一区間選び、文字なしで聞いて要点を書きます。続けて文字を読み、未知語を一つ、知っていたのに聞けなかった語を一つ選びます。二つが見つからなければ無理に作らず、実際に迷ったものだけ扱います。

次回はその二語を含む箇所から再開します。単語の音だけ聞いて意味が言えるか、文に戻って内容が分かるかの二段階を試します。再生時間より、どの段階で分かるようになったかを残しましょう。

  1. 音声だけで分かった内容を記録してから文字を確認する。
  2. 語彙・音との対応・文全体の理解のどこで迷ったかを分ける。
  3. 短い語句で練習した後、元の音声の内容を説明する。