確かめたい能力を先に選ぶ
読解が目的なら語の意味を文脈で選ぶ課題、会話なら状況から短文を作る課題が必要です。一つの選択問題の結果だけで、すべての技能を判断しないようにします。
今週は「予定を尋ねる語を使う」と範囲を決めます。一般的な英語力を一度に測るより、実際に増やしたい行動ができるかを確認する小テストを作ります。
意味の確認は別の文でも行う
available を教材と同じ文で理解できたら、別の短文でも確かめます。The room is available after two.(その部屋は二時以降使えます)のように対象が変わっても意味を取れるかを見ます。
新しい文のほかの語を難しくすると、どこが原因で分からないか曖昧になります。確認する語以外は簡単なものを使い、一点を測る課題にします。
出力ではヒントの量を分ける
日本語の場面だけで出た、頭文字があれば出た、例文を見てから言えた、の三つを分けます。全部を不正解にする必要はありませんが、全部を同じ正解にすると変化が見えにくくなります。
秒数を厳密に測るより、「すぐ出た」「考えて出た」「助けが必要」とメモする程度から始めます。記録自体が長い作業にならないようにしましょう。
比較する課題の条件を揃える
先週は選択問題、今週は自由作文では、その点数をそのまま比べにくくなります。語数や出題形式を揃えつつ、丸暗記で答えられないよう人物や日時だけを変えます。
簡単な語を増やして正答率を高めるより、同じ程度の課題をどう解いたかを見る方が学習の調整に使えます。難しさを変えた場合は、そのことも記録します。
次の目標を一点にする
意味は分かるが文が作れないなら、次週は例文の組み立てに時間を使います。音だけ苦手なら短い音声の確認を追加します。できないことを一括りにせず、結果から次の練習を選びます。
小テストは自分を順位付けするものではありません。何を繰り返し、何は後へ回してよいかを判断する材料として使うと、無駄に学習量を増やさずに済みます。
今回の実践課題
五語を選び、「英文を見て意味を答える」「音声を聞いて気付く」「日本語の場面から短文を言う」の三欄を作ります。同じ日に全部できない場合は、目的に合う二欄でも構いません。
翌週は語を同じにし、例文の名詞や日時を少し変えて確認します。前回よりヒントが少なくなった語、同じ点で迷った語を一つずつ選び、次週の課題に反映させましょう。
- 目的に合う確認方法を二つか三つ選ぶ。
- 正誤に加え、使ったヒントを記録する。
- 同じ条件で再確認し、結果から次の練習を一つ決める。
