sayは内容、tellは伝える相手を意識する

She said the room was ready.(部屋の準備ができたと言いました)と She told me the room was ready.(私に部屋の準備ができたと伝えました)を比べます。tell の後ろには伝えた相手が入っています。

ここでは情報を人へ伝える用法に絞ります。say と tell を日本語の一語だけで交換せず、誰に伝えたことまで書くのかを先に決めましょう。

sayの直後に人を置かない

相手を明示する say の表現では say something to someone の形があります。She said hello to me.(彼女は私に挨拶しました)のように、言った内容と相手の位置を確認します。

say me と並べる間違いをしたら、訳を読み直すより文の型を修正します。語句カードに said hello to me のまとまりを残し、次回は to を隠して答える方法が使えます。

tellにはまとまりで覚える表現もある

tell a story(話をする)、tell the truth(本当のことを言う)など、人を直後に置かない定型的な使い方もあります。だから「tell の後ろは必ず人」と全用法へ広げないようにします。

今日の情報伝達の型と、別に出会ったまとまりを分けて記録します。規則を一文に圧縮しすぎるより、使う型を短い例文で残す方が混同を防ぎやすくなります。

報告する内容を先に決める

会議の時刻を伝える場面なら、The meeting starts at ten. という内容を先に作り、その前に She said... または She told us... を付けます。時制も含めて複雑にしすぎないよう、最初は短い文で試します。

誰が話し、誰が聞くのかを紙に二人だけ書くと、相手を入れ忘れたか確認できます。正解した文も、人の部分を一つ変えて取り出せるか試しましょう。

例文を使って、自分で選ぶ練習

「彼は私に予定を教えてくれた」は He told me about the plan.、「彼はありがとうと言った」は He said thank you. と練習します。前者の me と後者の thank you は、同じ役割の語ではありません。

空欄課題は He ___ me about the change. と She ___ that she was busy.。答えは told と said。次回は me を us に変え、tell の後ろの人が何を表すか説明してから全文を言います。

  1. sayで言った内容を示す文と、tellで相手を示す文を並べる。
  2. saidの直後へ人を置いていないか、toldの相手が明示されているかを見る。
  3. meをusへ変え、内容は保ったまま報告文を作り直す。

報告の文から元の内容を取り出す

She told us the shop was closed. を読んだら、伝えた相手は us、伝えた内容は the shop was closed と分けます。次に us を省いた報告を She said the shop was closed. と作ります。語の違いを説明するだけでなく、情報のどの部分を文へ入れたかを確認する課題です。内容が長くなっても、伝達する相手と内容の役割を分けて考えましょう。