暇の長さと場所を見分ける
湯が沸くまでの家の中の待ち時間と、外で列に並ぶ時間ではできることが違います。どこで手がSNSに向くのかを一つ選び、その場で安全にできる行動だけを考えます。まとまった勉強を当てはめるのではなく、途中で呼ばれてもすぐ終えられるものが候補です。
家で配達を待つ時、外で番号を呼ばれる時、仕事の開始を待つ時を同じ扱いにしないようにします。外では周囲の案内に気づけることを優先します。まず一つの場面を選び、何分あるかより、途中で止められる必要があるかを基準に候補を絞ります。
休む・動かす・考えるを一つずつ
休む候補は窓の外を見る、手を動かす候補は身の回りの物を一つ整える、考える候補は覚えたい単語を一つ確かめる、というように性質を変えます。三つ全部を行う決まりにはせず、その時に一つ選ぶためのメニューにします。選ばない日があっても構いません。
台所なら次に使う皿を一つ出す、机なら覚えたい単語を一つ確かめるなど、場所に合う候補にします。休む候補は、そのまま座って待つだけでも構いません。三つのうちどれかがいつも選びにくければ、数を増やす前に最初の手間が大きくないかを見直します。
- よくSNSを開く待ち時間を一場面選ぶ。
- 道具がいらない休憩を一つ用意する。
- すぐ終わる作業と、小さく学ぶ候補を一つずつ添える。
準備が多い候補は小さくする
本を読むなら、棚から選ぶところまで含めると短い待ち時間には収まらないかもしれません。開くページを決めて手元に置くなど、最初の一動作を簡単にします。学習を選ぶ場合も、何問も終える目標より、始めて終える最小の形を先に試してみてください。
本を選ぶのが手間なら一冊だけ手元へ置き、学習なら次の対象を先に決めます。短い待ち時間が終わった時には、内容が途中でも止められる形にします。続きを終えるために本来の用事を遅らせる場合は、候補をさらに短いものへ変える方から試してください。
退屈を毎回消さなくてもよい
代わりが思いつかなければ、そのまま待つ選択もあります。待つ間に何かをしなかったことを損失として数えないでください。SNSを減らしたのに予定や課題で隙間が埋まったなら、候補から一つ外してみます。選べる余白が残っているかを、実際の待ち時間で確かめます。
待つだけの日には、周囲を確認しながらそのまま過ごせます。何かを学ばなかったことを、SNSを見たことと同じ失敗にしないようにします。候補がすべて課題に感じられたら、一度休憩だけのメニューに戻し、何かしたい気持ちがある日に別の候補を足します。
